NHK Eテレで放送されている “ふるカフェ系 ハルさんの休日” という番組を毎週楽しみに見ています。
俳優の渡部豪太さんが、ふるカフェブロガーの真田ハルという役柄で全国各地を訪れ、古民家カフェの魅力に迫るドラマ仕立ての、ゆる~い番組ですね。
“ふるカフェ系 ハルさんの休日” の魅力
古い建物にはそれぞれの歴史があり、建物の由来やオーナーになった経緯、建物に対する思いが語られます。
ハルさんは、建築についても詳しく、ふるカフェの外観を見て「これは〇△※造りだ!」とか「◇△※〇じゃないか!」などの建築用語(僕は全然詳しくないので、すぐに忘れてしまいます)を連発し、興奮するとまわりが見えなくなって奇声を発し、お客さんから変な目で見られることも!
そして、お客でブロガーらしき人がいると、ハルさんはライバル心をむき出しにする人間臭い一面もあります(笑)。
出演するのは、渡部さんの他は現地の普通の人たちなのでセリフは棒読みですが、それが逆に新鮮なのです。
素人の演技で一生懸命ふるカフェや地元の魅力を伝えようとする気持ちが伝わってくるんですね。
ハルさんのルーティーン
ハルさんには、ふるカフェでのいくつかのルーティーンがあります。
まず、ふるカフェの入り口の手前で「いざ、参る!」と、心の中でつぶやいてから入るのです。
でも、たまに入り口を間違えて入り、あわてて本当の入り口に入り直すという場面も!
入り直す時にも律儀に「いざ、参る!」と、心の中でつぶやきます(笑)。
それから、店内に入ると辺りを興味深く見渡して、店員さんに「僕ブログを書いてるんですが、お店の写真を撮ってもよろしいですか?」と断り、メニューを注文すると、料理が運ばれてくるまでの間に店内の見物を行います。
2階のあるカフェであれば、貪欲に2階にまで上がって行くのです。
建物の構造や素材をじっくり眺めるのに夢中になり、店員さんから「料理できましたよ」と言われるのがいつものパターン!
料理を味わっていると、隣の席にその建物を建てた人やオーナーや建築の専門家が興味深い話をしていて、我慢できないハルさんは話に加わっていくのです。
テーマ音楽の魅力
あと、オープニングで流れるつじあやのさんの“なんとなくなんとなく”が、ウクレレを弾きながらゆったりと歌う曲で、番組の雰囲気にピッタリなんですよね!
この曲はふるカフェには欠かせませんよ。
ウクレレの音色って、心を落ち着かせてくれます!
この曲は、元々ザ・スパイダースというグループが、1966年にリリースしたもので、つじあやのさんが2004年にカバーしました。
2017年にお亡くなりになった、かまやつひろしさんが作詞作曲してるんですね。
ムッシュかまやつという愛称で、多くの人に愛されたミュージシャンでした。
それと、ふるカフェの料理の作り方を紹介する動画のバックに流れるのが、土岐麻子さんが2006年にカバーした“君に、胸キュン。”です。
元は、あの伝説のバンド“YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)”が1983年にリリースした名曲です。
松本隆さんが作詞、細野晴臣さん、坂本龍一さん、高橋幸宏さんの3人で作曲しています。
土岐麻子さんのお父様がジャズサックスのミュージシャンの影響なのか、ジャズっぽい曲調にアレンジされ、ウキウキと楽しい気分にさせてくれます。
まとめ
“ふるカフェ系 ハルさんの休日”は、春から夏に放送して、秋から冬はお休み、というサイクルを繰り返しています。
その休みの半年間が物足りなく、春が待ち遠しい気分ですね。
日本には、まだまだ素敵なふるカフェがたくさんありますよ、ハルさん!
渡部豪太さん、これからも全国を飛び回っていっぱい紹介してください!
それと、もっと四国にも来てください!
そういえば、会社勤めをしていた時に、ハルさんに似ている同僚がいましたよ。
天パではないんですが、背が高くやせ型で飄々と仕事をしていました。
だから、“ふるカフェ系 ハルさんの休日”を見ると、いつもその元同僚のことを思い出してしまいます(笑)。
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