毎週金曜日の夜のお楽しみ、NHKの“ドキュメント72時間”。
芸能人やスポーツ選手が出演する訳でもなく、一般の人たちの普通の暮らしをそのまま切り取って映す25分間の番組ですが、毎週必ず観ています。
用事がある時は、録画してまで観ています!
金曜の夜は「一週間仕事をがんばってやってきたぞ!」「休みの前のちょっとしたワクワク感」あふれる貴重な時間なのです。
“ドキュメント72時間” の魅力
日本のさまざまな場所に出掛けて行き、そこに訪れる人たちにカメラを向け、一人ひとり丁寧に話を聞いていく。
取材スタッフは、3人1組の2チーム体制で、12時間ごとに交代しているらしいですよ。
ということは、1回の撮影で、Aチーム12時間、(交代)、Bチーム12時間、(交代)、Aチーム12時間、(交代)、Bチーム12時間、(交代)、Aチーム12時間、(交代)、Bチーム12時間と、5回の交代を挟んで72時間撮影ということですか、ハードですね(汗)。
そして、このローテーションで毎週撮影されているんですよね。う~ん大変。
「この人はどんなこと考えているのかなあ」って思っても、僕は知らない人にいきなり話しかけるのができないんですが、取材スタッフの方たちが代わりに聞いてくれます。
職業、趣味、価値観、健康状態、家庭の事情。そんなことまでしゃべってくれていいのかな、と少し心配になるくらい話してくれる人もいますね。
特に、病気や人間関係が原因で会社を辞めて失業中といった人たちも、たまに登場するんですが、そういう人たちの生の声が心に響くんです。
心の病をかかえている人も。
皆いろいろなことを抱えていて、毎日をナントカ生きているんだな、人は平等ではなく、それぞれの人生を、それぞれの生き方でやっていくしかないんだな、と励まされるんですよね。
この番組を観ていると、カッコ悪くてもいいんだ!無理にカッコつけて生きる必要はないんだ!って思えるようになりました。
普通の人々が、日々暮らしている素の姿が垣間見える一瞬に共感を覚えます。
幸せの形は百人百様さまざまですね。
“ドキュメント72時間” のナレーション
“ドキュメント72時間” をより良いものにしているものが、ナレーションですね。
ナレーションは、吹石一恵さん、鈴木杏さん、市川実日子さん、仲里依紗さん、勝地涼さんなど、多くの方が担当されていますね。
登場する人たちの心に寄り添ってくれる、静かで丁寧な語り口で、映像を引き立ててくれます。
このナレーションがあるからこそ、視聴者の心に感動が沁み込んでいくのではないでしょうか。
吹石さんによると、登場する人たちに涙ぐんだり、笑ってしまってNGを出すこともあるようですよ。
松崎ナオが歌う “ドキュメント72時間” のテーマ曲
“ドキュメント72時間”といえば、最後に流れる哀愁あふれる歌ですよね。
主題歌というかテーマ曲?を歌っているのは、シンガーソングライターの松崎ナオさんです。
歌のタイトルは“川べりの家、”。
川岸とか川沿いじゃなくて、川べりなのがイイですね!
でも不思議なのが、他のサイトでは“川べりの家”なのに、NHKの“ドキュメント72時間”のサイトでは、“川べりの家、”と、最後に“、”が付いていますね。う~ん、謎です。
“川べりの家”が“ドキュメント72時間”のテーマ曲に決まったのは、当時のディレクターが、CDショップでかかっていたこの曲を偶然聴いて、一瞬で心を奪われたのだそうです。
数多の名曲の中から“川べりの家、”をよくぞ拾い上げてくれたものです。
松崎ナオさんは、1976年生まれ。東京都出身で1998年にメジャーデビューし、9枚のアルバムをリリースされています。
椎名林檎さんのアルバム“唄ひ手冥利〜其ノ壱〜”にも参加。
2002年からは活動の場をインディーズに移し、2006年に発表した4枚目のアルバム“Flower Source”の中の収録曲が“川べりの家”です。
他の曲も聴いてみたくなりました。
まとめ
“ドキュメント72時間”は2006年10月3日に始まり、2007年3月13日まで22回放送されました。
次に、2012年には4回の放送。
そして、2013年4月5日から現在まで続いています。
この先、金曜日の夜の楽しみが永遠に続いていくことを願っています。
年末にある長時間スペシャルも楽しみです。
年越し前の夜中の時間に、ぼーっと“ドキュメント72時間”を眺めるのもオツですよね。
そして、松崎ナオさんの“川べりの家、”もずっと番組の最後に流れていてほしい!
【追記】
小田和正さんの年末恒例企画“クリスマスの約束”に、今年は松崎ナオさんが参加することになりました!楽しみ(*´▽`*)
昨年はなぜかやらなかったのですが、僕は毎年楽しみに観ています。
すごい倍率の抽選に当選した観客の方々も楽しみでしょうね!
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